【竜操教室 塾長日記】タスク整理って、社会人になってから習いましたけど・・・

ゴールデンウィーク中も、まあまあの量の課題が出ているなとは思ったのですが、連休が明けても引き続き結構な量の課題が出されています。


成績上位層の要領の良い子にとってはたいした量でなくても、成績が中位から下位になってくると、提出期限に間に合わせるだけでもなかなか大変なのです。


公立中学校の場合、成績の格差が大きいにも関わらず、課題は平等に一律で出されることがほとんどです。


ハンデはありません。


連休となると、あれもできるし、これもできるし、って皆考えることは同じですが、実際には連休で生まれる余裕時間とそれを見越した活動時間のバランスが見合っているのかどうか、実は誰も管理していないということが起きています。


学校の課題を取ってみても、教科間で調整することなんてまずありませんから、運が悪いと5教科の先生が全員課題多めの先生だったり、さらには副教科の先生までここぞとばかりに課題を出したりで、あっと今に課題の山に埋もれてしまう可能性もあります。


それに加えて、部活動もしっかりやりますし、家族で旅行に行ったりするかもしれません。


もちろん友達と遊びに行くことだってあるでしょう。


そういうすべての予定が連休に集中してしまえば、余裕があるどころか普段の日常よりも忙しくなることも充分に考えられます。


学校の先生も含めて、仕事がはっきりとお休みになる大人たちの中には、こういう子供たちの状況に理解が全く及ばない人もたくさんいるように思います。


「休みなんだから、ひまでしょ?できるでしょ?」の一言で、子供たちのモチベーションを落としてしまわないで欲しいと思います。


「連休でやらなければいけないこと」の交通整理がちゃんとできる子はいいんですけどね。


中学生はまだそこまでタスク整理に慣れているわけではありません。


だから、どこかにしわ寄せが生じたり、パンクしてしまったり。


この時期、そういう意味でのリハビリが必要になる生徒も多いと感じています。


一番大事なのはモチベーションですからね。

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