【竜操教室 塾長日記】仮に便利な道具があったとしても、努力は必要なんです。

期末テストに向けて・・・


あ~、ドラえもんの暗記パンがあったらいいのに


というセリフ、よく聞くんですけどね。


本当に、本当にそう思いますか?


そもそも、暗記する目的は何でしたっけ?


仮に次のテストで点数を取ることだけが目的だったとして、そのために、暗記パンを食べてわざわざ覚える必要あります?


ドラえもんが居るという前提で言うと、


どうせなら、もしもボックスで、「もしも次のテストで100点取れたら・・・」ってお願いをしたり、「コンピューターペンシル」を使ったり、「ソノウソホント」で嘘を言うとか「アベコンベ」を自分の頭に使うとか、いくらでももっと楽をしてそれ以上の効果を得られる道具があるじゃないですか。


もし不幸にも暗記パンしか手元に無いとして、だからと言って馬鹿正直にのび太君のように苦しい思いをして大量に食べる必要はありません。


パンを薄切りにして使用するとか、覚える内容の方を超縮小コピーしてから写すとか、いろいろ工夫の余地はあると思うのです。


結局、どんなに便利な道具があっても、最後はそれを使いこなす側の頭の勝負ということですよ。


ドラえもんの未来の世の中には、たくさんの便利な道具たちがあふれているはず。


だから、確かにどんな道具でも今の時代と比べれば便利になることは確かと思いますが、その時代の人から見てみると、どうでしょうね。


他にもっと便利なものがあるのなら、暗記パンなんて、誰も使わない無駄な道具に過ぎません。


わざわざ苦労して食べて覚えていたのに、次の日には忘れているなんて、まったく意味ないじゃないですか。


便利な道具がたくさんあるからといっても、皆がその恩恵にあずかれるわけではありません。


どの道具をどのように使えば、できるだけ少ない労力で最大の効果を得られるのかをちゃんと考えて使いこなせる人が得をして、逆に、それを考えられないし使いこなせない人が損をするようにできているのです。


それは、未来の世界も今の世界もまったく同じことですよ。


いつの時代でも、損をしたくなければ自分のいろんな能力を高めておく努力は必要なんです。


目先の暗記ひとつとっても、自分の能力を高めるひとつの手段なんですから、その努力から逃げていてはいけないのです。


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