【竜操教室 塾長日記】大人になってからも必要な勉強って何ですか?
この知識って大人になってから使いますか?
・・・とよく生徒から同じようなことを聞かれることがあります。
大抵の場合、勉強が面倒になったときとかやりたくないときに、「これやっても無駄じゃないですか?」という意味で聞かれることが多いのですが、その時の答はほぼ決まっています。
将来使うかもしれないし、使わないかもしれない、つまりわかりませんと言うことです。
よく、将来必要になる理由をもっともらしく説明をする先生が居るのですが、塾長はそういう理屈は嫌いです。
現に、今まで自分が学んできたことで、現実には今何の役にも立っていない(と思える)ことはたくさんあります。
例えば小学校中学校で特訓させられた音楽のリコーダー演奏ですけど、あれってなんのために習うんでしょうね。
小学校の頃、リコーダーのテストがあったんですよ。
で、ちゃんとできない人は朝早く学校に行って練習して、さらに放課後残って練習して・・・
それでもなかなか上手にならず、大変でした。
大変だったと言えば、小学校の時の鉄棒の逆上がりもそうです。
クラスでできないのは数人しか居なくて、めっちゃ頑張りましたけど、苦痛でした。
もしも当時小学生の塾長が担任の先生に、「リコーダーって大人になってから使いますか?」とか、「逆上がりができないと大人になって困りますか?」と尋ねたら、先生はいったいなんて答えたんでしょう。
数学の勉強だってそうですよ。
よく、この公式って役に立ちます?とか聞かれるんですけどね。
基本的には大多数の人にとって、大人になったら必要無いものだらけです。
論理的な思考が身に付くとか、会社に入ってから数字がわからないと困るとか、いろいろ理屈はつけられますけど、将来実際に必要になるのかどうか、必要だったのかどうかなんて誰にもわからないのです。
でも短期的にはどうでしょうか。
例えば、普通科の高校に入学して、さらに大学に進学しようと思っているのであれば、成績を伸ばして選択肢を広げる上でも、学校で習っていることの学習は今実際に必要なものです。
今習っていることがテストに出て、テストの結果で成績がつきます。
そして、その結果で今までの進路が決まってきたのではないですか?
将来のことなんて誰にもわかりませんが、過去と現在のことなら誰でもわかりますよ。
将来のことなんて誰にもわからないけど、過去を振り返ってみれば、その時その時でやるべきことを頑張ることが今につながっているはずです。
今やっていることが遠い将来に必要か必要無いかなんて、その時にはわからないものがほとんどですよ。
でも、短期的にはわかるはず。
もし絶対に必要ないとはっきり自信を持って言えるのであれば、今やらなければいいだけです。
それを他人に聞いている時点で、ダメですけどね。
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