【竜操教室 塾長日記】詰込み型の暗記は必要無いですか・・・

暗記って、大事だと思うんですよ。


もちろんそれだけじゃあダメなんでしょうが、重要な能力であることは間違いありません。


「調べればなんでもわかる世の中だから、情報の調べ方とか活用の仕方を勉強すれば良い。」


「クイズ王のように、知識を詰め込むことには価値が無い。」


って言うのは極論ですよ。


そもそも情報を調べたり活用したりするのにも、基本的な知識を必要とします。


基本的な知識があるからこそ、それよりもレベルの高い情報を得ることができ、それをもっと深く活用することができるのです。


だからこそ、ごくごく基本的な知識を広く浅く抑えていくのが学校教育に求められている目的だと塾長は思います。


最近、詰込み型の暗記よりも思考力!思考力!ってうるさいんです。


いったいどのレベルで話をしているのかわかりませんが、義務教育や普通教育レベルの暗記が充分にできない生徒に、その上どんな思考力を求めようというのでしょう。


能力的に覚えられるものはできるだけ覚えたうえで、それを前提にした思考力や情報活用力を伸ばすというのがあるべき姿ですよ。


調べりゃわかることでも、今知ってるか知らないか、すでに覚えているか覚えていないかで、その後の思考レベルには大きな差が出てくるのは当然のこと。


要するに、詰込み型の暗記だって、必要な場面では絶対に必要だってことです。


そんなものはAIにやってもらえば良いことで、人間がやるべきことではない・・・て言う人が居ますけど・・・


それだってレベルがあるんですよ、レベルが。


知識も無しに思考力だけが養われますか?ってことです。


どんなにITが発達しようが、最低限、暗記もしないといけないし、そのやり方も身に付けておかないといけないってことだと塾長は思います。

0コメント

  • 1000 / 1000