【竜操教室 塾長日記】タラタラと時を過ごしていいのか、もうちょっと考えてみよう!

高校3年生の数学の授業。


この時期になると、AOや推薦ですでに進路が決まった生徒が居たり、あるいは、まだ入試を控えていても数学は入試に必要無かったりということで、授業はやや消化試合気味のものになってきています。


だからと言って、授業中にタラタラと気を抜いていていても良いというものではありません。


先週、サッカーの日本代表が国際親善試合でブラジルと戦いました。


結果は皆さんご存知の通りですが、その結果を受けて集中的に批判されている日本選手が何人か居るでしょ?


絶好のチャンスをミスしたのに、へらへらと笑っていたとか。


勝とう!という真剣さがまったく感じられないとか。


塾長も録画を見ていて、確かにそんな風に感じることがありました。


日本の各選手たちもそれなりに真剣にやっているのでしょうが、相手のブラジルのスター選手たちの方がよほど真摯に試合に臨んでいるように見えてしまいます。


ブラジル側のモチベーションを考えてみてください。


代表に入れるかどうか当落線上の選手は別として、ネイマールやマルセロのようなスター選手が格下の日本相手に親善試合で真面目に取り組む必要がありますか?


ファンに顔見せだけして、あとは怪我でもしないようにタラタラと流していたら良いはずと思います。


それなのに、それらの選手よりも日本の選手たちの方が真剣さを欠くように見えたのだから、批判されてもしょうがないと思いませんか?


プロ野球でもそうでしょう?


残り試合をたくさん残して最下位が決まり、個人成績もほぼ年棒には影響が無いからと言って、残りの消化試合をタラタラとやっている選手を監督やファンが評価すると思います?


能力に関わらず、どんなときでも自分のやるべきことをただコツコツとやれる選手の方が評価は高いはずです。


結局、そういうことの積み重ねが個人の”評価”というものにつながるのです。


数学の授業に戻りますが、今その科目が必要なのかどうかは別にして、その授業時間を有意義に過ごすことができているかを考えてみて欲しいということです。


要するに、タラタラと気を抜いて、ただ時間が過ぎるのを待つだけのような姿勢が、周りからどのように見られるかということをちょっとでも考えてみて欲しいのです。


大学進学が決まったからと言って、何も終わってないし、何も始まっていないのです。


結局、成長するということは、周りからの評価を常に高めていくということだと塾長は思います。


それぞれの置かれている現状の中で、その時々に自分はどのように行動すべきなのか、もうちょっと真剣に考え続けられるようになって欲しいと思います。


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