【竜操教室 塾長日記】好きか嫌いかと言われたら、もちろん嫌いです

自分のブログでも気を付けないといけないと思っているのですが・・・


教育に関するいろいろな意見について、「こうあるべき!」と声高に言う前に、前提条件を必ずはっきりさせておかなければと思います。


その「こうあるべき!」は果たして、成績上位層のみにあてはまるのか、それとも中位層の話をしているのか、はたまた下位向けなのか、全般で通用するのか。


そこをはっきりさせないまま「こうあるべき!」って言ってみたところで、大きな賛同を得る代わりに大きな反論ももたらすことになると思います。


今回の共通テストについても、目指す方向性や問題の求めているものについては特に間違っていると思わないんですよ。


だから、偉い先生方や意識の高い指導者や、日本全体の将来を憂う方々が、「この問題を難しいというのは、そもそも高校の教え方が間違ってる」とか、「今後、解法パターン暗記型ではなく課題解決型に向かうにはある意味当然の問題傾向」などと言いだすのもわかりますけどね。


それは受験生50万人全員に一律に求めるものなんですか?ってことです。


国公立になんとか行ければ・・・というようなレベルにも求めるんですか?ってこと。


なにも”共通”テストでなくても、それは2次でレベル別に求めたらいいんじゃないのかなぁ・・・と。


数学をできる人を少し増やす一方で、数学を大嫌いになる人をたくさん増やすだけじゃないですかね。


そういう塾長の考えが甘いってことであれば、この先大学受験指導からフェードアウトしていくしかなさそうです。

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