【竜操教室 塾長日記】選ぶことばかりでなくて、選ばれるということも考えていますか。
今度、クラスの友達でご飯でも食べに行こうよ・・・
と言ったとき、誰と一緒に行くのか考えるでしょ?
気の合う人とか、友達の友達とか、自分達の基準で選びますよね。
だから、その基準に合わないクラスメイトは、一緒に行きたくても誘ってもらえないことになります。
で、食べに行くお店だって自分たちの基準で選ぶでしょ?
あそこは美味しいけど高いとか、あそこの雰囲気は嫌いだから行かないとか。
どういう基準で選ぶのかは知りませんが、その基準に合わなければ、たとえどんなに良い店だったとしても、選ばれないのです。
そうやって、自分たちは日々いろんなところでいろんなものを選別しているはず。
でも受験は、その逆なんですよ。
自分で、自分の基準の中で行きたい学校を選んでいるつもりかもしれませんが、学校側でも、学校側の基準で来て欲しい生徒を選んでいるのです。
自分がいくらその学校へ行きたくても、その学校から選んでもらわなければ通うことはできません。
その基準は、もちろん大きなものは勉強の成績ですが、面接での受け答え、部活動や生徒会活動、ボランティア活動、それに普段からの素行や、態度などいろいろな面を見られるわけです。
自分が高校の先生になったつもりで、どんな生徒に来て欲しいと思うかを考えてみたら良いのです。
高校の先生から見て、ぜひうちに来て欲しいと思える生徒であるかどうか。
高校の先生から見て、できればうちには来て欲しくないなと思われる生徒でないかどうか。
他人から選んでもらうためには、自分はどんな生徒であれば良いのか、常に相手の立場になって客観的に自分を見つめることが大事なのです。
受験だけではないですよ。
これからの人生、自分が自分の基準でいろんなものを選別していく以上に、いろんな面で自分は他人の基準で選別されていくのです。
ああしたい!こうしたい!という自分の思いだけでは、この先の人生、絶対に思うようにはなりません。
自分がどういう基準でいろんなものを選別しているのか。
それと同じように、自分はどういう基準で他人から選別されているのか。
受験を良い機会として、そういうことをちゃんと考えられる人になっていって欲しいと思います。
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