【塾長日記】WHY?(なぜ?)よりもHOW?(どうやって?)

教室に掲示している「松岡修造の日めくりカレンダー」ですが、今日21日のテーマは、


「Why?よりもHow?」


です。


「頭の中がWhy(なぜ)?で埋め尽くされると心がどんどん後ろ向きになる。過去を振り返ってばかりではなく、今の自分を真正面から受け入れられないと前に進めない」


・・・みたいな教訓?カレンダーには書いてあります。


それはもちろんそれとして。


塾長が今日言いたいのは数学の勉強の話です。


数学の公式を習ったり、定理を習ったりする過程において、なぜそうなるのかを理解することはとても大切です。


なぜそうなるのかが理解できれば、もうその単元の問題はわかったようなもの。


どんな問題が来ても対応できるでしょう。


でも、数学はそんなに甘いものではありません。


時には自分の能力を超えた内容で、何を言われているのかチンプンカンプンなことだって多いはずです。


なぜそうなるのか、どうしてそんなことになるのか、その理屈が理解できない。


そういう時に、いつまでも「Why(なぜ)?」にこだわっていると、なかなか前に進めません。


時には、理屈がまったく理解できなくても、とにかく言われた通りやってみることで答が出せるなら、それでいいじゃないか・・・という楽観的な気持ちが重要なのです。


とりあえず、「Why(なぜそうなるの)?」は置いといて、「How(どうやって解くの)?」をしっかり練習すれば良いのです。


数学者になるわけでも数学の先生にでもなるわけでもなければ、最悪、なんでそうなるかなんて必要ありません。


それに、最初はなぜそうなるのかわからなくても、何度も何度も解いているうちにその理屈を理解できるようになるかもしれません。


だからこそ、数学においても「Why?よりHow?」は有効です。


多少意味が理解できないところがあっても、つべこべ言わずに言われた通り練習するところから道は開かれるのです。


まあ、


それでもWhy?にこだわるのは、それはそれで見どころがありますけどね~。


実際、ほとんどの生徒が、Why(なぜ)?と考える以前にTry(やってみる)を放棄するんですから、困りものなのです。

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