【塾長日記】ネットリテラシーも大事だけど、マネーリテラシーはもっともっと大事。

先日、iphoneの新機種の発表がありました。


最近の中高生を見ていると、スマホを持っているのはもはや当たり前で、しかもその機種もiphoneが主流のようです。


統計を見たわけではありませんが、女の子なんて特にiphoneばかり。


これがリンゴのブランド力というものなのでしょう。


おじさんの世界では、会社のパソコンはいまだにwindowsが主流のところが多いと思いますが、若い世代のリンゴの普及率を見る限り、今後リンゴに取って代わられるのも時間の問題のようです。


さて、その新機種ですが・・・


価格が安いものでも約8万円で、高いのだと約13万円なのだそうで・・・


高っ!


たかが携帯に・・・。


まあ、ブランドなんで、高いところも魅力のひとつでしょうから、仕方ありませんが、塾長のような貧乏人にはとても手が出ません。


ところが、iphone7や6などの最新機種。


普通に学校や塾の教室で生徒たちが持ってます。


しかも、君ら、それがいくらするものなのか知ってるの?って聞いてみたくなるぐらいぞんざいな扱い。


テレビで新作発表のニュースを見れば、少なくとも自分の機種も相当の値段がするものだという認識が出てきてもおかしくないと思うのですが、すでに彼らはスマホに関する費用については思考が麻痺させられているように思います。


中高生にスマホを持たせると言うと、すぐにネットリテラシーの問題にばかり焦点が当たりますが、今となってはそれよりなにより、携帯通信に関してもマネーリテラシーを養うことの方が大切じゃないですかね?


端末買うのも、ネット接続するのも、相応にお金がかかるんですよ。


もちろん、出費とそれによって得られるリターンが見合っていれば何の問題もありませんけどね。


でも今それは親が負担しているから、まったく理解できていない子がほとんどです。


費用面を考えなくても良い今のうちに、良い面をたくさん経験させておいて、それを当たり前のベースにしておこう


そのうち経済的に独立して、その費用対効果をちゃんと考えるようになる前に、切っても切れないズブズブの関係にして思考停止に追い込んでしまおう


というのがメーカーと携帯電話会社の戦略ですから。


車で言うと、学生のうちはポルシェやフェラーリにカローラ並みの費用で乗せておいて(しかも親が負担)、カローラなんてかっこ悪いし、性能低いし、恥ずかしくて乗れないと洗脳しておいて、自分が負担するとなったら30年ローンぐらいで無理やりポルシェを買わせる・・・みたいな?


そして、それが一般的にはさも当たり前のように、メディアを駆使して扇動しているわけですよ。


いまだに大人でもよくわからない契約形態で、しかもそれが年々複雑化していますからね。


学校でネットリテラシーなんて教えている暇があるなら、同時にマネーリテラシーについてもしっかり教える機会を設けるべきではないかと塾長は強く思います。


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