【塾長日記】おいおい、無かったことにするのは今回で止めておこうよ。
一昨日あった自己診断テストと課題テスト。
それが、昨日、今日でほとんど返却されています。
このスピード感、大事と思います。
中学校の先生方、採点本当にお疲れ様です。
何せ受けたばっかりですから、生徒たちも、返却された答案にまだ興味があります。
どうしてそんな間違いをしたのか、なぜ答えられなかったのか、中学生たちが思い出しながら反省することができるのは、せいぜい2日間ぐらいですから。
あちこちで、
「先生、聞いて聞いて!これ、わかっとったのに間違えたんよ。」
・・・と言い訳が始まります。
もう終わったテストについて、アレコレ言っても仕方がありません。
ただ、できなかった原因、ミスをした原因についてはしっかり反省をして、次回につなげていくことが大切なのです。
覚えているうちに。
それが自然にできる生徒、つまり未来に向かって今を考えることのできる生徒が成績を伸ばすことのできる生徒です。
一方で、成績を伸ばせない生徒というのは、返却してもらったテストの結果にしか興味がありません。
しかも、その場限り。
さすがに昨日の今日なので、悪かった点数にショックを受けて、一応その原因を考えたりしますが、結局そこまで。
これが明日になれば、どんな問題をどういう理由で間違えたのかなんて、すべてきれいさっぱり忘れ去っています。
簡単に、テストそのものを【無かったこと】にしてしまえるわけですよ。
数日後に、自分が何点だったかすら答えることができなくなってしまうのはかなり重症と思います。
ここからまず意識を変えていかないと、今後も何も変わりませんし、今より良い結果が出るはずがありません。
どうすればより良い結果を残していくことができるのか、自分自身でもしっかり考えることから始めましょう。
そのためには、今回がどういう原因でどういう結果だったのか、前回と比べてどうだったのか、前々回と比べるとどうだったのか・・・、そうやってひとつひとつ原因を探って、少しでも改善点を見つけていくことです。
せっかく受けたテストを無駄にしてしまわないようにしましょう。
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