【塾長日記】本気出す明日って、もう永遠に来ないかも。

やっとすべての学校で夏休みが終わり、それに伴って課題に押しつぶされている生徒も教室から消え、久しぶりに平穏な土曜日を迎えています。


毎年、長期休暇中の宿題のやりようを見ていていて思うのですが、宿題を最後までやらずに、最後の最後になってやっと仕方なくやっつけるというのは、とんでもなく非効率なことだと思います。


そして、そういう非効率的なやり方をしている本人たちは、そのことにまったく気が付いていません。


どうせやらないといけないという前提に基づけば、先延ばしにして良いことはひとつもありません。


物事には、面倒か面倒でないかという判断基準よりも、やらないといけないのかやらなくても良いのかという大きな判断基準があるのです。


もしやらなければいけないことをずっとやらないでいると、後々で、それをただやる面倒さとは比べ物にならないほど大きな面倒にぶつかることになるのが世の常です。


そこがまだ理解できていないと、すべてのことについて短期的に面倒か面倒でないかだけで判断してしまい、結局目の前の面倒なことはとりあえずギリギリまで後回しにしてしまう癖になります。


それで結局、後々さらに大きな面倒を招いてしまうのですが、その原因が ”自分の先延ばし” にあったということが理解できないていないので、ずっと同じことを繰り返してしまうのですね。


普通、面倒なことが好きな人なんて居ません。


だからこそ、目の前の小さな面倒を嫌々こなしてでも、先々での大きな面倒を避けようとしているのです。


どうやれば、面倒なことや嫌なことをできるだけ避けられるかを先々まで見据えて、今何をすべきかを考えられる力、とても大切だと思います。


ところが、先々の大きな面倒について想像力の無い人たちは、目先の小さな面倒を避けるのに必死で、結局さらにたくさんの、さらに大きな面倒に巻き込まれているわけですよ。


そして、そのことに気が付いていないから、いつまで経ってもその悪循環から抜け出せません。


毎年の夏休みの課題は、そういう状態を気づかせてくれる大きなチャンスなんですけどね~。


いったい何人が気が付いてくれたでしょうか・・・。


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