今朝の山陽新聞の記事です。

岡山市教委は１２日、市立の全ての小学４、５年と中学１、２年を対象に
”４月１８日”に初めて実施した独自テスト「学力アセス」の結果を公表した。

４月１８日？？？

えっと、今日って何月何日でしたっけ？

もう７月１３日ですよ。

先週やった期末テストの点数すら興味ない生徒たちが、３か月前のことなんて覚えてると思います？

いや、学校の指導内容の改善にはどんどんつなげてもらえばいいんですけどね。

個人の成績を返却して云々するには、あまりにも遅すぎるってことですよ。

これでも、中３と小６が受けた全国学力テストよりは早いですけどねー　(￣ー￣)

それはそれとして、記事内に気になることが書いてありました。

中１と中２の数学で全く同じ分数の割り算を出したところ、平均正答率は中１の７２・９％に対して中２は６４・１％にとどまり、学習内容が十分に定着していない実態が浮き彫りになった。

分数のわり算を解けない中学生２年生が３割も居る・・・ということはまあ置いといて、

注目して欲しいのは、同じ問題の正答率が中２よりも中１の方が高いというところでしょうね。

記事の書き方だと、全然ダメじゃんか！という感じに読めますが、これって考えようによっては、学校の先生方の指導努力で、だんだんと基礎力の定着が良くなっていて、下の学年の子たちの方が基礎的理解が進んできている証拠ともとれるじゃないですか。

もしそうだとしたら、とても良いことではないのかと思います。

私立学校だと、外部模試を毎年受験させて、同じタイミングでの全国的な偏差値を何年にもわたって調査しているのが当たり前です。

だから、今年の〇年生は最近の中では優秀だとかそうではないとかを客観的に判断して、それに応じて授業内容を調整することが可能です。

別に、公立でもできるでしょ？

もちろん、公開していないだけで、実はちゃんとやってるんですよね？

各学校は傾向と対策を８月上旬までにまとめ、それぞれ市教委に提出する。

学校別に成績の細かな公開ができないのは我慢するとして、傾向と対策なら学校別にでも公開できるでしょ？

いや、ぜひ公開して欲しいものだと思います。