【塾長日記】いつまで、答の丸写しで手がだるくなるのを勉強したとカン違いし続けるのか。

提出課題のワークの答を、ただ丸写しにしている行為というのはよく見かけます。


何を隠そう、塾長だって必要に迫られて過去に丸写しをしていたこともあります。


だから、時と場合によっては、課題の答の丸写しをすべて否定するわけではありませんが、ひとつだけ理解しておいて欲しいのは、


答の丸写しは勉強ではない!!


ってことですよ。


そんな、また当たり前のことを言っていると思うでしょ?


ところが、この当たり前のことを理解できていない生徒が結構居るのです。


ただ答を丸写ししているだけなのに、それが3時間も4時間も続くと、本人はなんだかめっちゃ勉強した気になっています。


いやいや。


確かに、提出課題を提出できる状態にしたという効果はありますが、丸写しは勉強ではありません。


テストで点を取るという目的に対しては、何にも効果を上げていないのは誰が見ても明らかじゃないですか。


それなのに、いつの間にか机に向かっていた時間を誇らしげに語るようになります。


俺、昨日夜中の2時までワークやったよー

→丸写しをでしょ?


私、今日5時間も勉強しとるよ。

→だから、丸写ししてるだけじゃろ?


普段、机にずっと座ることがないので、時間の長さに満足感を持つのはわかりますが、何のために時間を費やしているのかを冷静に考えなければいけません。


今解いている問題をテストの中で聞かれて、それを何も見ず答えることができるかどうか。


その目的を考えれば、丸写しのように、何も自分の記憶には残さずに、右から左へ字をただ写すだけという作業が、いか無駄でいかに非生産的な時間であるかは簡単に理解できるはずなのです。


それが理解できていない時点で、結果は推して知るべしって感じですよ。


テストまであと残り3日。


できる生徒たちは、すでに課題なんてとっくの昔に終えて、解き直しや暗記に時間をかけているのです。


そうなってくると、もともと課題を丸写しをしたかどうかなんて、すでにどうでも良いことじゃないですか。


先行している生徒たちは、すでにラスト1周の鐘がカンカンと鳴らされてラストスパートしている最中です。


一方でまだ丸写しをしている生徒たちは、周回遅れでそれこそ2、3周はぶっちぎられてますね。


毎回毎回、そこを理解させられないのが、ほんと辛いところです。


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