【塾長日記】提出物が出てこないのは、面倒だからではなくて、そういう価値観だからです。

宿題なんて適当でいいじゃん!


そんな意識の中学1年生、結構居ます。


小学校の時から、宿題を出したり出さなかったり。


それで、今まで特に困ったことが無いから、そうなっちゃうんでしょうね。


申し訳ないですが、宿題だけでなく、提出物の管理レベルについては、それぞれの家庭の価値観に大きく影響されるものと思います。


宿題?


そりゃ出さなきゃダメだよ~・・・と口では言いつつも。


出さない子供に親が何のアプローチもしなければ、子供は、出さなくても構わないものだと認識します。


子は親を見て育ちます。


親が子供の提出物に関して無管理であれば、子供もだんだんそうなっていきます。


その状態を10年も続けていれば、そういう価値観で固まっていますから、今さら急に提出物をちゃんと管理させようとしても、それはなかなか大変です。


要するに、今、提出物がちゃんと出せるかどうかは一次的には本人の問題ですが、そういう状態でも気にしない価値観をここまで許してしまった家庭内の責任も少なくはないと思っています。


最近の学校の三者懇談では、必ず提出物の話をされるのですが、それは本人への警告とともに、そのご家庭全体への警告だと塾長は思います。


学校の先生は、面と向かってそんなことはおっしゃらないでしょうけれど、三者懇でわざわざ提出物の話を持ち出すのは、ちゃんとご家庭全体で提出物を意識してフォローしてくださいね!ということなのです。


そういう価値観に変えてください!ということです。


もう中学生だから・・・・


と言って本人任せにして、まったく問題無い子であれば良いですが・・・


そうでないのであれば、指摘された事項は親子でしっかり受け止めて、ご家庭でも本人への働きかけをきちっとするようにしていただけるとありがたいと思います。


提出物が滞る理由のほとんどは、怠惰のせいではなく、それを許す価値観の問題ですから、ただ叱ってもなかなか改善はしません。


もちろん、本人任せではなんともなりませんし。


まずは、出すべきものは出さないといけないという価値観へ変えていけるようにアプローチしていかなければと思います。

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