【塾長日記】いまだにそんなレベルの危機感で、受験に向けてスタートが切れますか?
先週行われた自己診断テストが返却されています。
悪い!
ひどい!
最低!
いろいろ言いますけど、それはすべて自分の努力の結果だと意識できているかが大切です。
悪いのはなぜですか?
ひどいからどうするのですか?
物事の結果には必ずそこに至る原因があります。
自己診断テストは、易しい問題から難しい問題まで、まんべんなく出題されています。
テストどうだった?と聞かれて、難しかったと答えているようではまだまだなのです。
自己診断テストには当然に難しい問題も出題されています。
だから難しくて当たり前。
でも、皆が苦労する難しい問題を解けなかったからと言って、テスト全体がすべて難しいわけではありません。
難しいのもあれば、易しいのもたくさんあります。
皆が答えられないといけない易しい問題をぽろぽろと間違えているから、点数が伸びないのです。
易しい問題をできないのは、必ず覚えていないといけないことを覚えていないから。
今回の数学で言えば、円の面積の公式は? 階級値の求め方は? 垂線の作図の仕方は?
今までに、それらを覚えようという努力をしましたか?
ちゃんと覚えてないことを自覚していながら、まあいっかって、今までそのまま放置していたのではないですか?
・・・と詰めると、そんなことは無い、自分なりに頑張ったと言いますけどね。
じゃあ例えば、
社会で、日本の47都道府県の県名と県庁所在地名を全部漢字で書ける?位置も全部わかる?
英語で、曜日の名前と月の名前、1~100までの数字、全部ちゃんと書ける?
理科で、植物や動物の分類が全部言える?
”だいたい” じゃなくて、全部覚えられていないと、ヤバい!という感覚(危機感)が大切なのです。
そもそも、
学校の課題で、新研究などの復習用の問題集を解かされている時、そういう基本的な知識の中で自分が知らないことがあった時にどうしていますか?
そのたびに、まあいっか・・・って流しているのか、それとも、ヤバいなと思って覚えようという努力をしているのか。
この意識の差はものすごく大きいです。
わからないことをそのまま放置していても平気なのか、それともわからないことがあることに常に危機感を持つことができるのか。
勉強なんて、そこの危機感のレベルの違いで差が付くものです。
どうやって勉強するかとか、誰に教わるかとか、そんなことは、危機感の違いに比べたら小さな小さなことですよ。
とにかく、わからないことや覚えていないことがあることにまず危機感を持つこと。
特に、皆が知っている、皆が答えられる、易しいことを知らないのは本当に”ヤバい”ことだと理解すること。
スタートラインに立つのはそれからです。
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