【塾長日記】だからワークはテスト前までに終わらせとけと何度も言うとるじゃろ!(-_-メ)

え~、先生。まだ期末テストまで1か月以上あるよ~


という声が聞こえてきますが、そんなものは無視します。


なんでワークを今からやっておけと言うか。


勉強する内容のレベルには、大きく分けて次の3つがあります。


①:やらなくてもすでに理解している。すでに覚えている。簡単。


②:1回聞いただけでは無理だけど、何回か繰り返せばできるようになる。あるいは覚えられる。


③:何回聞いても、何回やり直してもなかなかできるようになる気がしない。覚えられない。


実際には、このようにきっちりと3つに分類されているわけではなくて、簡単な方から難しい方まで無段階でレベルが変わるのですが、説明を簡単にするためにとりあえず3つに分けます。


ワークは勉強する内容のほぼすべてを網羅しているので、①から③まですべての問題が詰まっています。


テスト直前までワークに手をつけていないと、テスト直前にこれらをすべてやらなければいけなくなります。


テスト直前というのは、点数を上げていくためには、とてもとても貴重な時間です。


1分1秒も無駄にしたくないそのテスト直前に、①のような、もうすでにわかっていることをやる必要ありますか?


③のように、やってもやってもたぶんテストでは再現できない問題をやる必要ありますか?


ワークに手をつけていないと、あるいは、課題のプリントを貯めていたりすると、これらをテスト直前に全部やらないといけなくなるんですよ。


テスト直前に、①をやる分には、まあまだ許せます。


解ける問題を解くことは気分が良いからです。


あ、おれ、今度のテストいけるかも?という根拠の無い自信が出てきて、それが他の勉強に良い影響を与えるかもしれません。


でも、③はちょっとまずいです。


考えても考えてもわからないので、時間がかかる上に疲れます。


疲れるだけでなく、自信もやる気もどんどん無くなってしまい、それ以外の勉強にも必ず悪い影響を与えるでしょう。


どちらにしても、テスト直前の貴重な時間にはできるだけ避けたい勉強内容なのです。


テスト直前にやるべきなのは、②のように、繰り返し練習をしたら解けるようになる問題や、少し努力をすれば確実に暗記できる内容です。


テスト直前に、このレベルの内容の学習に集中することができれば、確実にテストの点数を今までより上げていくことが可能になります。


え~、でもどこが①や③で、どこが②かなんてわからないじゃないですか~?


だから、今から一通りワークをやっておけ!って言っとんじゃんか。(-_-メ)


ワークの1回目は、自分の実力と問題のレベルとの比較のため。


目的はレベル比較にあるのですから、わからない問題があれば、すぐに答や解説を読んで赤で答を書いておいて、後から見返せばいいでしょ?


そっか、わかった。じゃあ今からワークやっとくね~(^^)/


というやりとりの後、実際に早めにワークをやるようになる子が伸びる子、何の行動も変わらないのが伸びない子です。


勉強のやり方がわからないとよく言われますけどね、そんなことありませんよ。


やり方なんてとてもシンプルです。


あとは、自分でやるかやらないか。

Do or do not.There is no try. 

「やるか、やらぬかだ。『やってみる』などいらん」


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