【塾長日記】皆が求めているのは勧善懲悪な物語だけなんでしょうか。

いろいろ、政治の面で話題が尽きない今日この頃。


理路整然とコメントするほどの見識があるわけではありませんが、皆、善・悪の究極の2者択一にこだわりすぎてないでしょうか・・・と思います。


水戸黄門じゃないんだから。


実際の世の中で、こいつは”悪代官チーム”で、こいつは”善人の町民やお武家様チーム”って、簡単に色分けできるものではないはずなのに。


どっちの側も、自分たちが”善”で相手が”悪”って決めつけた言論が多すぎると思います。


今話題のあの人だって、この前まで”悪代官チーム”に居たと思ったら、いつの間にか”善人チーム”に仲間入りしそうな勢いです。


これが水戸黄門なら、滅多に無い悪から善へのどんでん返しで面白いのかもしれませんけれど。


実際の世の中は混沌としていて、どちらが善でどちらが悪か、どちらが正解でどちらが間違いかなんて簡単に言えるものではないはずです。


善のように思えて悪のところもあり、正解のように見えて不正解なこともある。


そんなことを考えていたら、アニメ「風の谷のナウシカ」を思い出しました。


中学生の時に初めて見て、最後のエンディングシーンまでいって、


だから結局どうすればいいの?


って、中学生なりにめっちゃ悩んだことを思い出します。


それまでに見たルパンとかヤマトとか999とかと違って、全然すっきりしないんです。


それから何度も何度も見ましたけど、いまだにあの世界でどう生きていけば良いのかわかりません。


「もののけ姫」もそれに近い感覚です。


だから、結局どうするのが正解なんですか?


今の政治についても、ただ見ているだけでなくて、一緒になって皆で考える時期に来ているのではないかと思います。



ちなみに塾長はどっちかと言うと、腐海を焼き払って生き延びようと考えたトルメキア王女の気持ちに同情します。

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