【塾長日記】授業時間を増やすだけで安心しているようではまだまだなのです。
この時期、受験を控えた3年生は、こちらから声をかけなくても、
授業、増やした方が良いですか?
と聞いてくるようになります。
塾の営業的には、そこに付け込んでどんどん授業を売り込む!ということになるのでしょう。
他塾の様子を見ていても、ここから夏休みまでの面談で、どれだけ増枠を勝ち取ることができるかを競っているようです。
チェーン塾の、サラリーマン塾長だったら、生徒の属性とは何の関係も無く増枠が予算化され、それが営業成績に結びつくわけですから、必死です。
でも、うちはちょっと違います。
個人塾ですから、やりたいようにやりますよ。
授業を増やした方が良い生徒も居れば、単純にそれだけでは上手くいかない生徒というのも居ます。
もちろん、ご家庭のご予算の事情もありますし。
だから、うちは無理やりこちらから増枠の提案営業の面談をすることはありません。
増枠のご希望があっても、場合によっては、そのまま受けないこともあります。
授業の増枠よりも、その前にすることがある生徒が実際には多いのです。
やる気を見せたいのであれば、授業時間以外に自習をする時間を増やすという選択だってありますし。
怖いのは、塾の時間を増やし、塾に払うお金を増やしたことで、親子ともども、なんだか”やった気”、”がんばった気”になってしまうことです。
当然、成績UPはお金で買うことはできないのですが・・・
なんだか、お金を払い、時間を増やすだけで成績UPを買ったような気になってしまうのですね。
だめですよ、そうなっちゃ。
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