【竜操教室 塾長日記】文系出身だからなのか・・・
昔昔、今の天皇陛下が皇太子時代に理想の結婚相手についての質問で、
「同じ花を見て、同じように美しいと思える方」
とお話されたのをよく覚えています。
価値観が同じって大切ですよね。
ところで、数学の世界ではよく「美しい数式」というのが出てきます。
これも高校生の時に数学の先生が、「この数式は大変美しいですね~」と言っていたのをよく覚えているのですが、塾長はこの感覚に全くついていけませんでした。
数式なんて面倒なものであって、美しいという意味がわかりません。
それは今でもそう思ってるところがあるので、いくらこれの数式は美しいと言われても全然同意できないんですよ。
高校生レベルで言うとオイラーの多面体公式とかね。
ヘロンの公式とかね。
簡単か複雑かという視点や、面倒か面倒でないかという視点では見れますが、とても美しいとは思いません。
「同じ数式を見て、同じように美しいと思える人」では無いのです。
数学の先生の中では適当に話を合わせていますが、実際、文系出身の塾長と普通に理系出身の数学の先生方とは大きな溝があるなぁと思います。
文系と理系って実質そんなに大きく違わないような気もしていますが、でも、そんな感覚のところではやはりまったく別物なのかもしれません。
それとも美しさということで見ると、単に塾長の個人的な美的センスの問題なのかもしれませんが。
ともかく、数式が美しいという感覚は全然ないので、そこは数学指導者としての限界なんだろうと思いますが、こればっかりはどうしようもないところです。
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