【竜操教室 塾長日記】ノートに綺麗にまとめるのって・・・・
テスト前の勉強は、基本的には本人に任せておいて、様子を見ながら修正していくようにしています。
誰にも指導されたことが無ければ、結構とんでもなく非効率的な勉強のやり方をしているものです。
ただ、自分なりにこれが良いと思ってやっている勉強なので、モチベーションのことも考えると簡単に否定することもできないというのが難しいところです。
一番心が痛むのは、テスト直前になってから急に、教科書見ながらノートに単元のまとめを綺麗に書き始める真面目な女の子(が多い)を注意するとき。
問題そのものを書き写したり、図表やグラフをカラフルに写し始めたりという子も居ます。
「そんなもんほとんど意味無いやろ!!」という気持ちをオブラートに包んで、「それよりも一問一答をやろうか?」とか、「ワークの解き直しをしてみる?」とか別の勉強法を促してみるのですが・・・
「こうやってノートを綺麗にまとめると覚えられるんです!」って笑顔で言われると、それもそうかな?なんてこっちが弱気になってしまいます。
中学校では評価の仕方が変わって、ワークにしてもプリントにしてもノートにしても、綺麗にたくさん書き込んでいるものがA評価をもらっているようなので、ますますこうした「まとめ派」が増えてくるんだろうなと心配しています。
テストで点数を取ろうと思ったら、どれだけ知識を増やせるかの勝負なんですよ。
綺麗にまとめることと知識を増やすことが同じ方向性の中にあれば良いのですが、いつの間にか綺麗なノートを作ることが目的になって、本来の目的を忘れてしまうことの無いようにしていかなければと思います。
それが塾の役目
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