【竜操教室 塾長日記】評価にはいろいろありますが・・・
入試は相対評価で決まります。
そして、それは客観的に評価されるものです。
定員が決まっているので、その人数だけ成績の良い人から合格していきます。
成績が同じぐらいなら、いろいろ真面目にやってる人、見た目がちゃんとしてる人、そういう人から合格していくのです。
一方で、定員に達していなければ、成績が良くなくても、あまり真面目でなくても、見た目がちゃんとしてなくても合格しちゃいます。
え~、俺、真面目に頑張っとるから大丈夫やろ!って言ってみても、それを評価するのは自分ではなくて、行きたい高校の先生です。
それが客観的な評価。
そして、その高校を志望している他の生徒に比べて、客観的に見て、より頑張っているかどうかで合否が決まるのです。
テストの点数にしても、たとえ50点しか取れなくても、他の生徒がもっと低い点数なら合格ですし、たとえ90点を取っても、他の生徒がもっと高得点なら不合格です。
それが相対的な評価。
競争相手が見えない入試では、これだけやったら大丈夫やろ・・・ってのは存在しません。
合格を確実にするためには、相対的で客観的な自己評価を上げていくことが基本なのですが、中学生はまだまだ主観的、絶対的な評価でしか自分をとらえることができていないのが実情です。
自分は他の人に比べてどうなのか、他人から見てどうなのか。
そういうことを考えさせるのって、今の世の中なんだかちょっとタブーになっていますからね。
順位も出さないし、優劣をはっきりさせないですし。
でも社会に出たら、そうはいかないですよ。
そして、社会に出るまでもなく、目の前の入試でもそうはいかないんです。
頑張ったら全員が合格できるというわけではありません。
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