【竜操教室 塾長日記】こういうのを宝の持ち腐れと言う。

転ばぬ先の杖という言葉がありますが・・・


この場合の杖を準備するのはあくまで自分自身でなければいけない・・・と塾長は思います。


学校の指導では、得てして転ぶ前に杖を与えようとしますが、少なくとも算数や数学の授業に限って言えば、前もって渡しておいた杖はほぼ無駄になります。


だから、杖を作って渡すだけでなく、持ち方も教え、まだ経験したことの無い事故に備えて、どんな場面でどのように使うかも教えて・・・ってなるわけですが。


そんなもん、どうやったって実際に事故が起きてみないと使えるわけありませんよ。


転ばぬ先の杖というのは、あくまで1回転んで痛い目に遭った後で、2回目以降に備えて自分で準備するもの。


一度もその場面を経験せず、一度も痛い目に遭っていないのに、杖を持って出かけますか?


出かけたとしても、それを初めての場面で上手く使えますか?


せっかくピカピカの杖を用意してもらっても、どうせ下駄箱で埃をかぶるだけなんですよ。


どうせ使わないし使えない杖を与え続ける、そんな授業は価値が無いと塾長は思います。


それがたとえどんなに良い杖だとしてもね。


塾長が目指すところは、本人が望む杖を一緒に作ったり一緒に探してあげる、そういう授業なんです。

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