【竜操教室 塾長日記】言うだけなら簡単なんです。
また岡山に「まん延防止等重点措置」が適用されます。
教室で授業をしているとき、
暑いからクーラーの温度を下げていいですか?
と聞かれたら、必ずクラス全員に多数決を取るように促します。
全員が暑いと言ってくれればなんの問題も無いですけどね。
大抵数人は寒いからダメと言いますよ。
そういう時、ではどうすれば良いかをみんなで考えてもらうようにしています。
どうします?難しいですよ。
過半数の賛成があるからと言って、寒いという声を無視して、あなたは即温度設定を下げられますか?
じゃあ、最後はクラス委員長が決めてくださいってなったら、委員長は決定に責任を持てますか?
反対派はそれを受け入れられますか?
受け入れられないとき、委員長を非難したりしませんか?
あるいは、温度設定は下げるけど、席を変わったりするような調整をするとかね。
たかがクーラーの温度設定にしたって、簡単に決められるものではないのです。
それがもっともっと大きな事柄についてはなおのこと。
意思決定をする人は、たとえそれが正解だったとしても、あるいは、たとえ多数の人が支持していたとしても、それなりの責任と重圧に耐えられる人でなければいけません。
ちょっと想像したらわかりそうなものですが、それが仕事だとしても、決めるというのは大変な事なんですよ。
暑いとか寒いとか、こうしろとかああしろとか、それは嫌だとか、文句を言うだけでいいなら楽なもんです。
ともかく少しでも早く終息するようにそれぞれができることをするだけです。
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