【塾長日記】結果を出そうと思ったら、自分でどうやったら良いかを考えるところからじゃないですか。
次のテストで点数を上げようと思ったら、どうしたら良い?
成績を伸ばそうと思ったら、何をしたら良い?
それを自分で考えて実行していれば、結果が出た後でも、何がダメだったのか、何が良かったのか、そこまでの過程を振り返る気持ちが生まれるはず。
振り返ることができれば反省が生まれ、反省が生まれれば次に同じ失敗をしないように改善しようとするでしょう。
これが成長への過程だと思うのです。
でも、誰かに言われたことをただやっていただけでは、そうなりません。
答をちゃんと確認するように指示されても、確認したフリだけで、何の反省も無く終わってしまいます。
当然、次にもつながりません。
良かったことがあっても、ダメだったことがあっても、言われたことをやっていただけ。
何も考えていません。
何も考えないので、とても楽です。
問題があっても、失敗しても、どうしてそうなったのか、どうすれば良かったのかというような反省はしません。
反省しないので、改善はありません。
改善が無いので、もちろん一向にできるようにもならないのです。
やれと言われたことをただやっていただけですから、良い結果が出ても、悪い結果になってとしても、自分の責任じゃないですからね。
自分が今させられていることの目的すら完全に見失ってしまいます。
そうなるとすべてのことがその場限りになります。
目の前の面倒なことはできるだけ避けるようになって、とりあえず楽しいことや面白いことが優先されます。
なんでそうなるんだろう・・・
感覚的な話で申し訳ないのですが、中学生も高校生も、こういう他力本願で刹那的な行動をしている子がものすごく多いように思います。
年を取ってきたせいなのか、こんなんで将来本当に大丈夫なのかなと不安に思う気持ちがとても強くなってきています。
自分が昔どうだったのかは棚に上げて。
昔に比べてそういう子供が多くなっているのか、それとも昔から常に一定数居るのかはよくわかりませんけど。
歴史は繰り返すものなので、僕らを育ててくれた大人たちも、僕らが子供の頃にはそんな風に思っていたのかもしれませんし、今の子供たちが大人になったら、同じように将来を憂うのかもしれませんね。
ともかく、自分自身で現状を理解し、現状につながる過去を振り返り、将来の目標や目的を考えて今をどうするべきか考える。
そういうことができる子たちを少しでも増やしていかなければと思っています。
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