【塾長日記】センター数学で8割以上得点しようと思ったら、自分の計算力を常に疑うこと。
大学入試問題を解く上で、絶対に必要なのは基本的な計算力と計算スピードです。
特にセンターは、7割8割以上の高いレベルになればなるほど、最終的には計算力と計算スピードが勝負を分けます。
数学のセンス云々よりも、そっちの方で差がつくことが多いように思います。
もしJリーガーになろうと思ったら、基礎体力がまずないと、いくらサッカーセンスが抜群でも無理じゃないですか。
そんな感じ。
もっと簡単に言うと、高いレベルでは、センスよりも時間との勝負になるということです。
センターの問題は素直なものが多いのですが、そのかわりに、すべて正解しようと思うと、余計なことを考えている暇もなければ、無駄な計算に時間をかけている暇もまったくありません。
後からゆっくりやれば100点を取れる力があっても、本番で何点取れるかは、まさに計算力が左右します。
例えば二次関数の大問で、最初の方で平方完成をさせられるんですけれど、もしそこで間違ってしまったら、そのあとの計算や答はすべて ”パァ” です。
こうなると、得点がとれないという面でももちろん困りますが、さらに不必要な計算に無駄な時間を消費してしまうという点で大きなマイナスです。
計算方法を知っているのは当たり前で、それ以上にどれだけ速くどれだけ正確に解けるかというところの勝負なのですね。
実は大学入試レベルであっても、基礎的な計算力は小中学校で習った範囲のものがほとんどです。
だからこそ、分数、小数、正負の数、文字などの四則計算のスピードは、小中学校の間にできるだけ鍛えておかなければと思います。
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