【竜操教室 塾長日記】できないのは当たり前の結果なんです。

1回聞いただけですべてを理解し、1回やっただけでほとんどできるようになる・・・


そういう人を天才と言います。


むろん、そんな人は周りでも簡単に見つからないし、自分にはそんな能力が無いこともわかっているはず。


いや、本当にわかってるのかな?


多くの生徒たちがテスト直前になって急に勉強をやり始め、「難しい」とか「できない」とか言うんですよ。


自分には能力が無い・・・と言いながら、やってることはその真逆で、天才的な能力が無いとできないようなことを平気でやろうとしますし、ちょっとやってそれができないと簡単にあきらめてしまうのはなぜなんでしょう。


ちょろっとやっただけで、普段からコツコツ努力している人と同等にできるようになるとでも本気で思ってるでしょうか。


もし思ってるのなら、それは要するに自分を天才だと思ってるってことですよね。


もし、自分が天才でないことを自覚しているのであれば、天才でないことを前提とした学習のやり方をすべきです。


他の人が2回でできるようになることを、自分は3回、4回やらないとできないのであれば、3回、4回とできるようになるまでやればいいだけのことです。


そうやって自分の能力に応じて努力を継続的にできる人が、最終的には天才と呼ばれるような力を身に付けることができるのであって、何もしないでいきなりいろんなことができるようになるはずがありません。


学校は、各科目の学習や、あるいは様々な課外活動を通じて、そうした努力の過程を勉強するところです。


コツコツとやらないのでできるようにはならないという当たり前の結果をまず受けとめるところからですね。

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