【竜操教室 塾長日記】おそらくギャップはそこにあると思うんですよ。
この前も、教育実習に来ていた学生と話をしたのですが・・・
他人を指導する仕事でも、指導される側のモチベーションによっては、これが同じ仕事ですか?というぐらい大変さが違うものです。
先生を目指している人達に教えてあげたいのは、相手がいつもいつも向上心にあふれていて、向学心にあふれていて、情熱にあふれているわけではないということ。
というか、そういう生徒ばかりを相手にできるのであれば、これほど幸福な仕事は無いと思います。
おそらく、レベルの高い予備校講師などはその一例。
やる気が無いなら去れ!で済んでしまう。
しかし実際は、指導する大半の時間を、向上心も無く、向学心も無く、情熱も全く無く、おまけに時間も無い、そういう生徒たちの勉強に向かうベクトルを少しでも上向きにしていくことに取られて疲弊するわけです。
多くの学校の先生や、その辺の塾の先生というのは、本来の学習内容の指導よりも、そうしたモチベーション管理の方が大切な仕事と思います。
とりあえず、同じことを何10回聞かれても、心が折れないメンタルの強さは最低限必要ですかね。
指導力なんて、何年も同じことを教えていえれば身に付くもの。
もちろん指導力だって、モチベーション管理の大切な手法の一つであることは間違い無いけれど・・・
先生としてまず求められているのは、そこじゃないです。
見たい人に見られることを前提にしている教育Youtuberとは、そもそも求められているものがまったく違うんですよ。
一部を除いて、学校や塾の先生って、そういう仕事なんです。
どういう心構えでまずどこから磨くのか、間違えてはいけないと思います。
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