【塾長日記】数学の問題が解けるかどうかのカギは、”知ってる”か”知らないか”のみ。
数学で解けない問題に出会った時に、それを”ひらめき”で解こうとする必要はありません。
質問を受けて解説すると、
そんなん、思いつかねぇよ~(T_T)
って、いう生徒がよく居るのですが、別に思いつく必要はありません。
解けないのは解き方を知らなかっただけのことですから、次回のために問題パターンとその解き方を記憶残しておけば良いだけなのです。
同じ問題であれば、もうすでに解き方を習ったのですから、”思いつく”必要はありませんよ。
そういう面では、歴史の年代や用語を覚えるのと同じです。
平安京に遷都した年を794年と答えられるのはそれを覚えているからです。
平城京なら710年。
じゃあ、藤原京は? 飛鳥浄御原宮は? 近江大津京は?
答えられますか?
考えたら思いつきます?
そんなん、思いつかねぇよ~(T_T)
ってなるでしょ?
もしかすると日本史を習ったことのある人なら、ズバリの年代を思い出すことができなくても、記憶をたどって、その時期の情勢を考えれば、およその年度を思いつくこともあるかもしれません。
でも、それも当時の情勢に関する知識を”思い出す”ことが”思いつく”ための条件であることは間違いありません。
数学の問題だって、それを解くためには、解き方をズバリ覚えているか、それともその問題に関係する他の記憶をたどって解き方を想像することが必要なのです。
なぜか数学だけは、何も無いところから答をひねり出そうとする人がたくさん居るので。
とにかくたくさんのパターンに挑戦し、覚えられるまで繰り返し解くしかないのです。
”ひらめき”とか”センス”は、もっともっと高いレベルで求められるものだということを理解して欲しいと思います。
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