【竜操教室 塾長日記】難易度をどこに合わせるかってことではありません。

集団授業の難易度レベルをどこに合わせるか・・・・というのは指導者が皆考える課題です。


難しすぎても、簡単すぎても、学習効果はでませんし。


じゃあ、平均的なところに合わせるとどうなるか。


それでは、上位層にとっては簡単過ぎるので、平均より少し厳しいくらいで、集団として伸びることを目指そう!・・・って、よく言われるんですよ。


まあ、だいたい自分は頭が良くて、頭が良い生徒も皆自分と同じように考えるはずだと信じて疑わない先生が多いですけどね。


生徒をぐいぐい引っ張っていく、つまり、自分が集団の学習をすべてコントロールしてやろう!と思うとそういう結論になると思います。


本当にそれが正しいのか、塾長はちょっと疑問なんですよ。


勉強は本来、誰かが誰かを引っ張っていくものではないと思います。


自分でやれるように育てることが最終目的と考えるなら、上位層になればなるほど、集団に対する「講義」の授業は必要無いんです。


結局、どこに合わせても、そこより上位の生徒にとっては簡単過ぎるという結論から逃れることができません。


もしそうであるならば、どのレベルに合わせたとしても、それより上位の生徒には、自分のことは自分でやるんだという意識を持たせることが大切だと塾長は思うのです。


つまりは、授業の難易度レベルをどこかに合わせるというのではなく、モチベーションレベルが「ちょっと背中を押せば自分でやるようになる」というところの生徒に合わせて、実際にその背中を押してやることが大切なのではないかと思います。


極論から言えば、難易度はどこだっていいんですよ。


集団内のできるだけ多くの生徒が、自分が成長するための「ちょとだけ上のレベル」を自主的に目指すようになる、どうやればそういう授業が実現するのかを追求したいなと塾長は思います。

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