【塾長日記】”指示待ち”を防ぐには、できるだけ指示をしないこと。

気が付くともう11月も下旬になり、期末テストが近づいてきました。


塾でも、普段の授業以外に自習をしている生徒が増えてきています。


学校から課題提出の指示が出ていますので、それを頑張って終わらせようとしている生徒が大半です。


今から頑張っていれば、テストの数日前には提出物は仕上がってしまうでしょうね。


問題はその後です。


課題をただ仕上げることが目的になっている生徒は、必ずこう聞いてきます。


「先生、次は何をやったらいいですか~?」


何をやったら?って、テスト勉強に決まってるんですけれど。


「じゃあ、どれが出ます~?」


そんなもんわからんよ。先生が問題つくるわけじゃないし。


「え~、じゃあ何したらいいん?」


それを自分で考えるところからテスト勉強は始まるんですけどね。


そういうことを自分で考えたことが無いから、普段の学校の授業でもポイントを聞き逃してしまうんです。


テスト勉強というのは、テスト前にまとめてやるものだと思っているので、普段の授業を大切にできません。


テストで点数を取るために、自分は何から手をつけたら良いのか、それにはどの程度の手間と時間がかかるのか、考えてますか?


そして、その結果がどうなったのか、チェックと反省をしていますか?


そういうことを何も考えずに、ただ、言われたことをやるだけでは成績なんて上がるはずがないのです。


成績の伸びない生徒というのは、多かれ少なかれそういう傾向のある生徒がほとんど。


一見、真面目そうに見える生徒でも、こういう”指示待ち族”はとても多い印象があります。


だからうちの塾では、何の指示もしないことが良くあります。


特にテストに向けた自習時間に何をするかは、自分自身で考えなさいと言って突き放すことも普通です。


もちろん、その子その子でステージが違うので、すべてがすべてではなくて、いくつか選択肢を与える場合もありますし、ある程度細かく指示をする場合もありますが、大筋では自分で考えさせるというのが大方針のひとつですから。


別に、お世話が面倒だからほったらかしにしているというわけではありませんので、ご理解ください。


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