【塾長日記】貸与型の奨学金は借金ですけれど、だからこそ積極的に利用すべきと思うのですが。
いよいようちの長女も来年から大学生。(になれるはず・・・)
仮に合格はできたとしても、親としては学費や生活費といったお金の問題の方が大変です。
ということでうちももちろん奨学金に頼らざるを得ないわけですけれど。
世間では、子供に借金を背負わせる貸与型奨学金への嫌悪感が強いようです。
バイトなどで苦労をしてでも、できるだけ奨学金は借りずに済ませよう・・・なんてアドバイスをしているブログ記事などもよく見ますが、塾長はまったくそう思いません。
何のために大学へ行くのかという大きな目的を見失っていませんか?
学費やその間の生活費というのは、その目的のための自分への投資です。
単に大学卒業資格を得たいだけ、バイトで社会勉強をしたいだけというのであれば、バイトでもなんでもすればよいと思いますけどね。
その大学へ勉強をしに行くのであれば(当たり前ですが)、学業に影響を及ぼすようなバイトや忙しいサークル活動なんてやっている暇はどこにも無いでしょう?
むしろ、将来自分で奨学金を返せるに足る能力をつけるためにも、本業である学業に専念すべきではないのかと思います。
奨学金はそのための投資費用ですからね。
もちろん、そこを理解できない学生は借りない方が良いかもしれませんけれど。
何百万円もかけておいて、そのリターンをどうやって得ようとしているのかを考えていないのであれば、借金をしてまで大学へ行く意味はまったく無いと思います。
それと・・・
あとは、経済的に見ても奨学金は積極的に利用すべきと思います。
日本学生支援機構の貸与型奨学金の利子って、ごくごくわずかですよね。
要するに、もしお金に余裕があっても利用しておいて損はないと思うのです。
奨学金を金利0コンマ数%で借りられるにも関わらず、それを利用しないでおいて、一方でパソコンや家電をローンで買ってたら意味ないじゃないですか。
学生であれば、まだ就職もしていない、何の信用もない状態でも、数百万円の借金を超低金利で借りられるのです。
いったん社会に出てしまえば、二十歳そこそこの若者にそんな優遇金利でお金を貸してくれることなんて絶対にありません。
借りられるだけ借りて、必要の無い金額は貯金しておいたら良いですし、もしかすると定期預金に入れておくだけでも利ざやが稼げるかもしれません。
極端な話、仮に1000万の奨学金返済残高(15年返済)があっても、1000万のお金が今手元にあれば何の問題も無いわけで。
借金と言えども手元にキャッシュがあれば、いざ企業をするとか、そこまでいかなくても留学するとか、車を買うとか、いろんな場面でお金の融通が利きます。
無借金だけど手元に1円も無い状態と比べたら、断然その方が良いと思いませんか?
大学生になるんだったら、せめてそれぐらいの金勘定はできるようになって欲しいと思います。
お金に関する勉強って学校では全然教えてもらえないので厄介ですが、知らないとこの先損をすることばかりです。
奨学金を借りるということは、そういう意味でも勉強になるはず。
なんて・・・
そういうもっともらしい理由をつけて、長女には大借金を背負ってもらうことなりそうです。
実際、そうしないと足りないですからね。
本当すまんね、甲斐性のない父親で。
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