【竜操教室 塾長日記】「2分の1」って何でしょう?
「2分の1」と言うと、「半分」というのは皆わかるんです。
じゃあ、何の半分ですか?って聞くと、「????」ってなります。
そういう子たちに、数直線上で1/2の場所はどこですか?って聞くと、たいてい、書いた数直線の端から端までの半分のところを指します。
もちろん、正しくは0と1の真ん中で、小数で言うと「0.5」のところ。
それが2個集まると2分の2になって、1と同じ場所になるでしょ?と言うと、納得してくれますけどね。
要するに、割合の「~の2分の1」というのと、数字の「1/2」の区別がついてないんです。
小学校の算数の教科書を見ると、この区別がはっきりしてないんですよ。
分数を最初に習う時、問題がごちゃまぜなんですから、そりゃ混乱するのも当たり前と個人的には思います。
で、そのまま高学年まで引きずって、分数による割合を習う頃には完全に混同しているので混乱するんです。
日常生活で使う「2分の1」というのは圧倒的に割合の意味ですから、数字の「1/2」が何なのかわからなくなっても当然です。
これは中学へ上がる前に、絶対に修正しておきたい点のひとつです。
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