【竜操教室 塾長日記】しつこいですが、もう紙ベースは止めましょう!

高校生になって初めて英和中辞典を引くことになる生徒って多いと思うんですよ。


ちゃんとした紙の辞書なんて引いたことが無いですから、アルファベット順すら怪しくて、なかなか目的の単語を引くことができません。


そんな様子を見て、だからこそこの機会に紙の辞書の引き方に慣れていこうね・・・


というのが今までの話。


でも、もうそろそろ終わりにしませんか?


例えば、インフラが整っていなかった発展途上国では、今さら電柱を立てて電話線を引かないで、すべて無線通信にするから、二重投資にならないですよ。


その国民も、電話なんてものは知らなくても、スマホが使えればいいんですよ。


今さら、多くの国民に、見たことも無い黒電話のダイヤルの仕方なんて教える必要がありません。


同じ様に、今は電子辞書の引き方や活用の仕方を教えるべきだし、何ならその先のスマホやタブレットの辞書アプリの使い方を教えるべきなんです。


使い慣れていない辞書を今さら引けるようにすることが必要なんでしょうか?


紙の辞書を強要することは、パソコンが普及しているのに、表を手書きで作成してそろばんで縦横計算をさせるようなものです。


そりゃあ、二重投資に耐えられるような能力のある人は、どんどんいろんなことに挑戦すれば良いですけどね。


英語の授業の主たる目的が、紙の辞書を引けるようになることであれば仕方ありませんが、そうではないと思います。


だいたい、紙の辞書派の先生方だって、何か調べ物をするときにいちいち紙の百科事典を引きますか?ってことですよ。


単語ひとつを紙の辞書で引くだけで何分もかかっている生徒を見ると、本当にそう思います。

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