【塾長日記】東大に合格する子供の共通点なんて、宝くじが当たる人の共通点とおんなじようなものでしょ?常に冷静に!
プレジデントファミリーの最新号の特集は、
発見! 伸びる子の共通点 東大生174人の小学生時代
ということだそうで・・・。
以前は定期購読をしていた雑誌だったのですが、最近あまり読まなくなった最大の要因が、このこじつけ記事の数々が個人的に嫌になったからですね。
例えば今回の記事ですが、東大生174人の小学生時代、 最も多かった習い事は「水泳」なのだそうで・・・
全身運動で体を鍛えられるのはもちろん心の成長にもつながります。途中で投げださずがんばる、そんな気持ちは勉強にも生かされるのかもしれません。
なんて、適当な記事が書いてあるのが嫌なんですよ。
それって、宝くじを当てた人の血液型はA型が一番多かったです・・・みたいな話でしょ?
実際、こんな記事を読んで、「よし、うちの子も水泳やらしてみるか」なんて考える親は少数派だとは思いますけど。
けど、居ないわけじゃないんです。
しかも、習い事だけじゃなくて、
できる子の時間管理、弱点強化、教材整理のポイントがまるわかり
お宅拝見!合格過程の秘密を大公開
というような特集を見て、そのまま当てはめちゃう。
本当の東大生やその親が見たら笑っちゃうような話でもですよ。
保護者の中には、両親とも受験に関する知識がほとんどなくて、わが子のためとばかりに、塾の先生の言うことや、雑誌やネットの情報を盲目的に信じて実行してしまう人もいます。
保護者の方は自分が信じるのだから別にかまわないと思いますが、それを背負ってやらされる子供たちはたまったものではありません。
・・・と思います。
今の時期、学校では個人懇談が行われていますが、塾でも懇談のタイミングです。
なぜ今の時期かと言えば、冬休みの講習をセールスして売り上げ目標を達成しないといけないですからね。
いろいろ厳しいことを言われるはずです。
しかも、受験生ともなれば、今は保護者も本人も一番メンタルがやられている時期のはず。
言われるがまま、空いてる時間はすべて講習を入れられても頷くしかないでしょう?
まあ、そういうことです。
うちは希望が無い限りやりませんし、押し売りもしませんけどね。
もちろん、希望があればトコトン付き合いますよ。
ともかくいろいろ冷静に判断して欲しいと思います。
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