【塾長日記】円の公式を覚えさせる前に、物事の価値観を変えていかなければと思います。

皇太子様がまだ独身の時に、結婚相手の条件をインタビューされた時に、こんなことを答えていたのを覚えています。


「同じ花を見て、同じように美しいと感じることができる女性が望ましい」


調べてないので、正しくは違うかもしれませんが、とにかく価値観が同じ人と結婚したいというような意味だったと思います。


確かにその通りだなぁ・・・と思って。


もうすごい前の話で、塾長も若かりし頃のことですが、達観されたその表現に、とても衝撃を受けて、なんかその後ずーっと頭の中に残っているんですね。


人が何かを判断するときの基準は、すべてその人のその時の価値観に左右されるわけですから、価値観が違えば、お互いに共通の話ができないのは当たり前の話です。


トランプを選ぶか選ばないかも、当然その人の価値観に左右されるので、価値観が違う人同士、お互いに相手は頭がおかしいんじゃないか?と思うのも仕方がありません。


まあ、今日はそんな大きな話でなくて、ほんと、小さな小さな価値観の違いの話がしたいだけなんですけどね。


円の公式と言えば、面積と円周の2つ。


6年生で習う半径×半径×円周率と、5年生で習う直径×円周率。


これ、覚えていて当たり前の公式じゃないですか。


何度やっても、


「あれ、これ、公式どっちでしたっけ???」


ってなると、どうしてそうなるの?と思わず語気が荒くなってしまうわけですが。


他にも覚えていて当たり前の公式がいくつかありますが、結局、”それを覚えていて当たり前”という価値観が共有できていないから、覚えられないだけなんですよね。


この前も、


「先生、今日は何の日か知ってる?ポッキーの日やで。」


って、そういうことは覚えられるのに、なんで円の公式が覚えられんのじゃっ!


う~(-_-メ)


イライラしたらダメなんですよ。


公式を覚えるということに対する、あるいは勉強をすることに対する価値観がただ違うだけですからね。


達観しないといけないんです。


まだまだ修行が足りないです。


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