【竜操教室 塾長日記】知ってて当然・・・にならないと。

小学校時代に有無を言わさずに暗記させられるものと言ったらその代表は「九九」です。


2年生の時に、毎日毎日暗唱テストがあって、合格するまで担任の先生に詰められます。


できなければ、家でも練習させられて、お母さんから詰められます。


でも、そのおかげで日本人は総じて暗算や計算が得意なのではないか?と個人的には思っています。


ただ、普通の小学校でそこまでの勢いで詰められる暗記項目って、「九九」ぐらいなんですよね。


本当は、他にもいろんなことをそのレベルで詰めて欲しいのですが、それをやると、「詰込み過ぎ!」って批判されるから仕方がありません。


例えば、都道府県名とその位置、県庁所在地などは、習った時にテストはするけど、「九九」ほど暗記ができているかどうかを詰められることがありません。


だから、中学生でも都道府県の位置が全然わからない生徒というのが結構居ます。


位置が怪しいぐらいですから、県庁所在地名なんて知らないし、主な地形、主な川、主な産業、昔の国名ってなると、これが全然つながりません。


気候を覚えるのに雨温図を出されても、地名や位置がわからないのだから、覚えるのにも一苦労ですよ。


地名、地形、位置関係がある程度わかっていれば、どうしてそんな気候になるのかという理由だって、すーっと頭に入ってきますけどね。


歴史事項を覚えるのだって、地理とは切り離せないのです。


そう考えたら、せめて都道府県名や位置、県庁所在地名ぐらい、普通の小学校でも「九九」と同じレベルで暗記を詰めておかなければいけないと思いますよ。


当たり前に。


本人のためを思えば、時には無理やりにでも詰め込む必要があると思います。


個人的には、英会話をたかだか1,2年先どりする暇があるのなら、まず日本地理を叩き込もうよって思います。


日本で暮らしていく以上、漢字や語彙だって優先順位が高いですし・・・


まあ、価値観の問題ですが。

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