【竜操教室 塾長日記】計算ミスには必ず原因がある。

春休みはどの学年も、手が空いたらひたすら計算問題をやらせます。


解き方はわかっている四則計算ですが、なかなか100%確実に解き切ることができません。


解き直しをしてみると解けるレベルなのに・・・です。


算数・数学は、難しい問題を解けることよりも、解き方のわかっている基本的な問題をどれだけ正確に速く解くかの方が何倍も大切です。


ところが、10問のうち1問くらい間違えるのをなんとも思ってないのが問題なんです。


新中3生の話です。


「これ、どうして間違えたの?」って聞くと、


「ふつーに計算ミスです。」


「ふつーって何だよ?どこをどう間違えたかチェックした?」って聞きなおすと、


「・・・・・。」


要するに、見てないんですよ。


その後、一緒に間違えた計算をチェックしてみると、ひっ算の中で一桁の引き算を間違ってました。


あなたの中では、「4-2」を「8」って間違うのが「ふつー」のことなんですか?ってことです。


少なくとも「ふつー」じゃないでしょ。


人によって、ミスにもいろいろと傾向がありますが。


こういうミスが、10回に1回なのか、100回に1回なのか、それとも1万回に1回なのかわかりませんが、自分がこういう単純な「ふつー」でない計算ミスをするってことをまず理解しておかなければ、計算ミスは一向に減らないのです。


簡単な問題であればあるほど間違えてはいけないし、もしも間違えたとしたらその原因を必ず見つけることが、計算ミスを減らす第一歩です。


その意識も無し、ただ闇雲に計算問題の演習を続けていても、ダメですから。

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