【塾長日記】進路が決まったからと言って、浮かれるな!という方が無理なのでしょうか。

高校3年生は、推薦で進路が決まった生徒が増えてきました。


そうなると、受験にも、世の中に出てからもまったく必要の無さそうな”数学ⅡB”の授業はなかなか苦しいものがあります。


残りはまだ1か月もあるんですけれど。


数学だけじゃないでしょうけどね。


すでに進路が決まっている生徒と、まだまだ一般入試までスパートを続けないといけない生徒が混ざっている状態は、特にまだ受験を残している生徒にとっては、あまり良い環境とは言えません。


全員ではありませんが、周りの空気を読んで、感情を押し殺して、静かにおとなしくしていることができない奴も少なからず居ます。


やはり、まだまだ高校生。


本人に悪気はなくても、一般入試に向けてどんどん追い込まれている受験生たちのピリピリした気持ちまではなかなか考えられていないようです。


相手の立場に立って考えられるという力は、これから先大人になっていくための必須条件なのです。


そう、告げてみても、今の浮かれた心には全然響いていないのかもしれません。


受験生を持つ保護者の一人としては、できるだけ早く進路を確定させて安心したいという気持ちも大きいのですが、こうした現状を見ると、あまり早くから進路が決まって、その後の時間を無為に過ごすぐらいなら、やはり最後まで走り続けさせた方が良いのでは?とも思ってしまいます。


ただ、ハラハラドキドキピリピリは、やっぱり避けられるものなら避けたいのも事実。


受け持ちクラスの生徒たちも、できるだけ早く進路を決めてあげたいし、決めて欲しいのが正直なところ。


これは大いなる矛盾なのですが・・・。


それでも、あまりに早くから、しかもかなりの割合で進路が決まってしまう今の入試制度にはちょっと疑問も残るのです。


難しい問題と思います。



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