【塾長日記】教えすぎてはダメです。どうせちっとも聞いちゃいないんですから。

学校の先生とか、塾講師や、塾を家業にしている人って、自分も含めて、他人に教えることが好きな人が多いです。


一つのことを聞かれると、その何倍も答えたくなる、皆さんそういう性格の持ち主です。


これは自戒の意味を込めて言うのですが、だからこそ、教えすぎには十分注意しなければいけないと思うのです。


こちらとしては、あれも言わなきゃ、これも言わなきゃ、そう言えばこんな例があったな、こういう失敗も考えられるし、・・・・


たった一つのお題でも、いろいろと言っておかなければいけないことがあふれてくるのです。


その能力が基本的な教務力だったりするわけですから、次から次へと関連する事柄を説明していると、話が止まらなくなることもあります。


これを意識して抑えていかなければいけません。


指導経験が豊富になればなるほど、


一つのお題について、膨らました知識をこれでもかと披露したくなる気持ちをぐっとこらえて、教えている相手が聞きたいと思ったことをピンポイントに教えることができるか。


この部分が、指導者としての力量に直結していると塾長は思っています。


要するに、教える際引き出しは多い方が良いに決まっているのですが、聞かれてもいないのに、どんどん引き出しを開けてダラダラと知識をひけらかしていくのは、自己満足でしかないということを強く意識していなければいけないということです。


単なる日常会話なら、話がどんどん膨らんでいく方が面白いかもしれませんけどね。


勉強に関して言えば、聞いている方は、今、目の前の自分の疑問を解決できればそれで良いわけで、それ以外の話なんて聞いちゃあいないということを理解しておかなければいけません。


効果的な指導とは、相手が聞きたい時に聞きたいことだけを伝えることだと思います。


再度、自戒の意味を込めて。


教えすぎないように注意したいと思います。


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