【塾長日記】テスト監督に臨む教員の様子を見るだけでもその学校の姿勢が現れるものです。
定期テストになると、授業の代わりに試験監督をすることもよくあります。
自分が生徒だったはるか昔の記憶をたどってみると、この試験監督中に寝ている先生が居たり、本を読んでいたり、そこまでいかなくても、授業準備や採点などの仕事をしていて、監督業務になっていない先生がたくさん居た印象があります。
中学生たちに聞いてみると、今でも大差が無いようで、やろうと思えばカンニングのし放題。
机にいろいろ書き込んだり、机の中にプリントを持ち込んだりしても、特に見つからないそうです。
あくまで生徒たちの良心に従って運営されている感じですね。
まあ、それが普通だと思っていれば、別になんとも思わないわけですが・・・。
学芸館高校では、朝礼で毎回、監督中の行動についての通達があります。
単純に言えば、”監督業務”に専念してください!ということです。
監督業務以外の作業は一切禁止です。
見回り(机間巡視)を頻繁にするように求められます。
当たり前っちゃぁ当たり前ですけれど、果たして皆さんの学校の試験監督の先生はどうでしょう?
居眠りや読書は論外としても、テスト期間中であれば、放っておくとすぐに採点業務に入る先生がたくさん居そうですから。
ずーっとそれで通してきた超ベテランの先生に遠慮して、若手の教務主任の先生がそういうまっとうな指示をできないというのは、”学校あるある”だと思います。
学校って、普通の会社組織と違って、ちょっと独特なお役所的なところがあるので、なかなか従来のやり方を変えられないみたいです。
試験監督は試験監督をするのが仕事。
当たり前ですけどね。
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