【塾長日記】努力は必ず報われるとは限らないもの。

テスト前の自学自習を頑張っている生徒たち。


春に比べれば、いや、1年前、2年前に比べれば、課題を終わらせるペースも格段に速くなっているし、そもそも集中して勉強をしている時間数も大幅に増えています。


これだけ頑張ったんだから、絶対点数上がるよね・・・。


と思います。


上がるか上がらないかで言えば、そりゃあ上がる確率の方が高いでしょう。


でも、本人が思っているほど上がるかと言えば、そこには大きな疑問符がつきます。


学校の成績やテストの点数なんて、頑張れば頑張っただけ上がりやすいものだとは思いますが、だからと言って、頑張ったら頑張った分絶対に結果に結びつくというものでもありません。


前回の2倍頑張ったから、2倍点数が良くなるわけではないし。


場合によっては、前回より頑張ったはずなのに、前回より下がることだってあるのです。


努力をするときに、常にその見返りを求めていたのでは、努力のモチベーションは長続きしないだろうと思います。


これだけ頑張ったのに結果が出ないんだったら、もうや~めた。


そうなるのは目に見えています。


努力というのは、常に報われるものではないけれど、目標を達成しようと思ったら絶対に必要なものです。


常に報われるものかどうかはわからないという中で、それでも目標に向かって努力し続けられるかが大事だと思います。


社会に出たら、いろんな場面で努力を求められます。


結果が出るか出ないかわからない中で、それでも努力をし続けられるメンタルを鍛える場が、学校なのだと思います。


数学や理科なんて、将来何の役に立つの???


そういう根本的な疑問の中で、目先の利益にとらわれずに努力し続けられる力を今のうちに身に付けて欲しいと思います。


それこそ、才能ではなく、”努力”で身に付くものですからね。



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