【竜操教室 塾長日記】とりあえず「わからない!」と言っておけば・・・

面倒でやりたくないことをやれ!と言われたら、全力でやらない言い訳を考えるのが人間です。


それも無意識のうちに。


面倒そうな勉強をやれ!と言われたら、一番簡単な対応は、「わからないのでできません」と言うことです。


とりあえずそう反応しておけば、自分は何もしなくても、相手がなんとかしてくれるからです。


自分は何もしなくても、相手の方が、「これはどう?」「これならどう?」「ここからならわかる?」「こうやってみれば?」といろいろと対案を出してくれます。


本当に「わからないからできない」だけだったら、できそうな対案を出されれば、それが面倒だろうがどうだろうが、やってみよう!となるはずです。


でも、「面倒だからとりあえずわからないと言ってみた」と言う場合、出される対案も面倒なものばかりなので、どんなに簡単そうな対案を出されても、それが面倒なら結局やらないんです。


面倒だからやらないし、やらないからわからないだけなのに、それを問題のせいにしたり、教える先生のせいにしたり、周りの環境のせいにしたり、自分の能力のせいにしたり。


そういう言い訳を自分で言い訳だと意識できているうちはまだ良いですが、小さいころからずっとそうやってやり過ごしていたら、いつの間にかすべて無意識になってしまっているのが怖いのです。


「面倒だからやりたくない」というのは、ある意味素直な感情だと思います。


でも、本当は「面倒だからやりたくない」だけなのに、自分でも無意識のうちに、やりたくない理由を他に求めてしまっているとしたら問題です。


これから先の人生も、面倒だけどやらないといけないことばかりが待っていますから。


それをやるのかやらないのかは、最終的には自分の責任なのです。


周りが悪いわけではありません。


その区別はちゃんとしておきましょうってことです。

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