【塾長日記】類題は全滅のもと!数学のワークの答え合わせは1問1問確認しながらやりましょう。
数学の計算問題を新しく習った時。
ワークでは、その類題をこれでもかというほど解かされます。
問題数の多いワークになればなるほど、カッコの位置や符号の付き方まで同じ類題ばかりのものもあります。
こういうワークの単純な類題を連続で解き進めるのに、答え合わせを後回しにするのはとても危険です。
なぜなら、もし最初の問題で何か勘違いをしていたら、そのままそのパターンの類題をすべて勘違いのまま解いてしまうからです。
5問あれば5問。
10問あれば10問すべて、見事に間違えて全滅します。
まあ、勘違いでその時だけ間違えるんだったら、そんなに大きな問題ではないかもしれませんけど。
ただ怖いのは、10問連続で勘違いのパターンで解いてしまうと、そのあとで答え合わせをしても、正解の解き方よりも勘違いの解き方の方が頭に残ってしまう可能性があるということです。
だからこそ、ワークの答え合わせはできるだけ頻繁にすべきなのです。
極端に言えば、1問毎でも良いくらいです。
自分の出した答の間違いに気づくのは、早ければ早い方が良いに決まっています。
これは他の教科でも同じです。
答え合わせが早ければ早いほど、自分の間違いに意識が向きますから、学習効果が高いのは間違いないと思います。
逆に、答え合わせが遅くなればなるほど、なぜ自分がそんな答にしたのかを忘れていきますから、どんどん学習効果が薄れていきます。
だから、問題集だけやらせておいて、答を渡さないというのがどれだけ愚策かということです。
答を渡すと丸写しする奴が居るから、全部終わるまで答を渡さないとか、提出日ギリギリになるまで答を配らないとか、そういう先生の話、まだまだよく遭遇しますよ。
なぜそんな対応になるのでしょう?
まったく理解できないのです。
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