【塾長日記】順序が違う!
授業でプリントとか問題集とかを自習させるとよくわかるのですが、勉強ができるようになる生徒と勉強がなかなかできるようにならない生徒にはやり方の違いがあります。
プリントや問題集を自習して!と言われると、まずできるところからやろうとします。
そして、自力でできるところをあらかた終わらせて(それだけでも随分まともですが)、
残りの自力でできないところは答を赤で丸写しして終わり。
あるいは、自力でできるところをやっただけで時間が足りなくなってあとはほったらかし。
夏休みの課題や普段の授業の宿題でもそうですね。
できるところからやる。
そして、できないところをやらない。
ここが一番問題なんですけどね。
成績を上げるためには、できない問題をひとつでもふたつでもできるようにすることが必要で、もし時間が限られているのであれば、すでに自力でできるところはほったらかしにしてでも、できないところをできるようにすることに優先的に時間を使わなければいけないのです。
勉強ができるようにならない生徒は、その点が今一つ理解できていません。
だから、自力で解ける問題ばかりやって、自力で解けない問題をやらないのです。
すでに自力でできるところはいいんですよ、後回しで。
もちろん、忘れないように確認をすることも必要ですが、確認ばかりしていても、成績を維持することはできても伸ばすことができないということに気が付いてほしいのです。
成績を伸ばすためには、わからなかった問題について、絶対にそのままほったらかしにしていてはいけません。
自力でできない問題が見つかったのであれば、それをできるようになるまで繰り返し練習しなければ勉強ではありません。
それが理解できていれば、テストでできなかった問題をそのまま放置することも無いはずなんですけど。
テスト直しの宿題を嫌々やっているようでは、成績なんて上がるはずがありません。
目的と、そのための手段を見失わないようにしてほしいと思います。
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