【竜操教室 塾長日記】やることをやれば点数は上がる

この前入塾したばかりの中学生が、期末テストで大幅に点数が上がったと喜んでいます。


要因はいくつかあります。


一つは、まず、過去にとんでもなく点数が取れていなかったということ。


そして、それなのに、今回のテスト前の学習時間をとんでもなく確保したこと。(これが一番)


さらに、「これやったらどうですか?」という塾長の提案をそのままやっていたということ。


入塾は成績アップのきっかけになったかもしれませんが、基本的には本人の素直な努力の結果です。


何をやらせたかというと、ワークだけです。


「先生、何やったらいいですか~?」


じゃあ、これやって!ってワークのコピーを渡し・・・・


「先生、終わりました~」


じゃあ、これやって!って、前と同じコピーを渡し・・・


「先生、終わりました~」


じゃあ、もう1回・・・と言って、同じコピーを渡す。


「先生、家では何をしたらいいですか?」


じゃあ、理科のワークをノートに解き直しなさい。


「先生、やりました!」


じゃあ、もう1回同じことをしてね・・・


こんな感じです。


わからない問題があれば解説はしますが、基本的には解き直しを指示しただけですから。


違うのは、この生徒はそれを言われた通りにやっただけってことです。


大半の生徒は、同じコピーを2回配るとやる気を無くします。


ワークはやったの?と言うと、もうやりました!・・・って言いますが、2回目は?って聞くとはぁ?って顔をします。


全部の問題を自力で答えられますか?って聞くと、無理です!って即答です。


じゃあ、もう1回やれよ!ってだけのこと。


そして、その時間を確保しなさいってこと。


まあ、違いはそこだけですかね。


こんな感じですから、今回は意味も解き方もよくわからずに、答だけを暗記していた問題もあるでしょう。


まるっきり同じ問題が出て、解き方もわからずに正解できたかもしれません。


それでも得点は得点。


丸暗記では本当の力はつかない!なんて怒る人も居るんですけどね。


それは、少なくとも丸暗記を出来る人が言われることであって、丸暗記すらできない人にそんなことを言っても仕方が無いんです。


丸暗記である程度点数が取れるようになったら、やっとスタート地点ですね。


大半の生徒はそこまでいけないですから。


暗記というものがどんなものかわかってないし、そのための反復の大切さもわかってない。


いわゆる「本当の学力」なんてものは、その先の先にあるものと塾長は思います。

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