効率良く勉強するには

問題を繰り返し解いて答を覚え込むことは大切です。でも、記憶の仕方によってはすぐに全部抜けてしまうこともあるので、ただ闇雲に覚えればいいというものでもありません。例えば、JFMAMJJASONDという12文字のアルファベットの配列を覚えるとします。これを何の意味も無いランダムな配列として覚えるとなると、結構厄介です。それでも、この配列を10回でも20回でもノートに書き続ければいつかなんとか覚えられるでしょう。ただ、一度覚えたからと言って、しばらく思い出さなかったらすぐに忘れてしまうと思います。でも、これが意味のある配列だとしたらどうでしょう。実はこの配列は、各月の英単語の頭文字を1月から並べているのですね。そのことに気付けば、ノートに10回も20回も書かなくたって、この配列を再現することはまったく難しくありません。簡単に覚えられるでしょ?そして、1度意味を知ってしまえば、ほぼ永久的に、いつでもこの配列を思い出すことができます。この違いはものすごく大きいのです。このように、その内容がどういうものであるのかとか、前後の流れや理屈をわかって暗記するのと、単に意味の無い配列を暗記するのとでは、その効率に天と地ほどの差があります。生徒たちの暗記の仕方を見ていると、やはり成績上位層の子たちはただ暗記するだけでなく、その言葉や内容の意味まで含めて覚えようとしています。ところが成績の芳しくない生徒というのは、単に言葉の配列だけを覚えようとしているのです。前者は長く記憶に残り、後者はすぐに忘れてしまいます。勉強というのはいろんな知識の相乗効果で効率が上がっていくものです。大切なことだけでなく、一見重要で無さそうな予備知識であっても、それを知っているのか知らないのかが、記憶や暗記の効率に大きく影響を与えます。先ほどのアルファベットの配列ですが、「各月の英単語の頭文字だよ!」ということを教えられたとしても、そもそも各月の英単語そのものを知らなければ、結局は意味の無いランダムなアルファベット順を覚え込むしかないですからね。要するに、ただそのことだけを学習するのではなくて、いろんなことを幅広く学習しておくことで、全体的な学習効率が高まるということです。例えば理科や社会の用語を覚えるにしても、漢字の読みや意味を知っているのか知らないのかでその効率は大きく違います。漢字の勉強と理科や社会の用語の暗記は一見すると結びつかないのですが、実はものすごく大きく影響しています。漢字が苦手な子は、国語の勉強はもちろん、理科や社会の暗記でも間違いなく苦労します。常に意味の無いランダムな配列を覚えないといけないからです。逆に成績の良い子が1を聞いて10を知ることができるのは、聞いた内容以外にもすでにいろんな予備知識を持っているからですね。いろんな知識と絡めて、意味や理屈で暗記することができるからです。結局、効率良く勉強するためには、目先の狭い範囲にとらわれずに、いろんな方面にアンテナを張って、いろんなことに興味を持って、幅広い知識を積み重ねていくことが大切ということです。ちょっと考えると面倒に思えますが、結局それが後々の勉強を助けます。普段からそういう意識を持っていて欲しいと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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