野分の朝こそをかしけれ
台風一過。すっかり秋らしくなりました。・・・と言っても、今日の最高気温の予想はまだ29度もあるのだそうです。それが涼しく感じられるのは、いかに夏が酷暑であったかということの裏返しでしょう。昨日、古文の問題を解いていて、徒然草に台風のことが書いてあったのを思い出して検索してみました。徒然草第十九段に、「野分の朝こそをかしけれ。」というのがあります。高校の時の国語の先生が、「この後、吉田兼好が言い訳しているのが面白い!」と言っていたのが印象的で覚えていました。言ひつゞくれば、みな源氏物語・枕草子などにこと古りにたれど、同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるゝわざなれば、筆にまかせつゝあぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。 これは人に見せる文章では無いし、すぐに破り捨てるようなものなのだから、源氏物語や枕草子の二番煎じでもいいじゃないか!って、誰にというわけでもなく言い訳しているんですね。それぐらい、野分(台風)のことは皆が気になるテーマで、皆がその趣を文章にしていたということです。吉田兼好ですらこんなことを言っているのだから、あなたたちも作文をするときに、他人の真似になるからとか、皆が知っていることだからとか、そういうのを一々気にしてはいけないよ。思ったことを思ったまま書くことが大事だ!・・・というようなことを言われたのを記憶しています。ということで、このブログについても兼好法師に倣って「同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず」でいきたいと思います。・・・って、すでにそうしてますけどね。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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