神業ではありません。

中学2年生の角度の問題。平行線や三角形の性質を利用して角度を求めていくのですが、小学校の時にまともに角度計算をさせていない・・・というか、小学校4年生の1学期で習って以降、一度も振り返り学習のない単元だということもあって、角度の概念すら怪しい生徒が続出です。慣れてしまえばなんてことはない得点源の単元なので、とにかく問題数を解かせるしかありません。ここはこう補助線引いて、こことこことが同じ角になるでしょ？で、ここは外角だからこことここを足して、で、そうしたら三角形は内角の和が180°なんだから、できるじゃん！簡単！・・・と説明すると、まるで神業を見るように、「なんでそれを思いつくんですか？」と言います。そりゃまあ、手順に慣れていない人にとっては神業でしょう。でも、同じことを何度もしていれば、誰だってできるようになるのです。昔昔、天満屋の地下でちりめんじゃこを売っていた時のことですが、ちりめんじゃこを計り売りするのに、100グラムずつ小袋に入れていきます。1日に何十キロも売るのですから、毎日毎日、相当の数の100グラム袋を作ることになります。そのうち、手が100グラムを覚えます。袋に詰めて秤に載せたら、すでに100グラムぴったり。それを10個や20個連続でできるようになります。他の売り場の友人がそれを見て一言、「神業だね！」ってびっくりしてました。でも、長年勤めているアルバイトのおばちゃんなんてもっと神業ですよ。それに、1ヶ月ほどしか経ってない大学生のバイトでも同じぐらいのことは簡単にできます。要するに、繰り返し練習すれば誰でもできるのであって、神業でもなんでもありません。そんなこと、世の中にはいっぱいあるでしょう。塾長にとっては、あなたたちがバッティングセンターで140kmのボールを苦も無く打ち返すのこそ神業ですよ。スマホのタイピングのスピードなんて、どうやったらそんな速さになるのか、全くわかりません。角度計算だってたかがそんなもんです。しっかり練習してください。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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