ただ書けばいいというものではありません。

漢字とか単語とか、とにかく10回書け!みたいな宿題って今でも出されてるんですね。お願いなので、ただ同じ場所に10回連続で書け!というような意味のあまり感じられない宿題はそろそろ止めて欲しいと思うのです。何も考えない生徒ほど、10回書くことで生じた疲れを、すごく勉強したと勘違いしていることが多いように思います。10回書こうが100回書こうが、次に何も見ないで書けるように暗記できていなければ意味がありません。逆に、昨日まで書けなかったものが書けるようになったのであれば、別に10回も同じことを書く必要が無いのです。何か指示を出すのであれば、その目的はお互いに明確にしておかなければならないはず。10回書くのは何のため?それで、結果としてその目的は達成されているの?ということを常にチェックして、初めて意味があるのです。暗記のために何度も書くこと自体を否定はしませんが・・・縦や横に続けて、しかも同じ物を見ながら書き続けたって、暗記にはほど遠いでしょう。例えば、10種類を10回ずつ計100個書くとして、AAAAAAAAAABBBBBBBBBBCCCCCC・・・・・・・と書くのであれば、せめてそれを、ABCDEFGHIJABCDEFGHIJABCDEF・・・・・・・という風に書くのでなければ、”暗記”という目的は達成できないだろうと思います。あるいは、続けて書く場合でも、前を見ないで毎回毎回思い出しながら書くようにしないと、何の意味もありません。そういう創意工夫は、目的をはっきりさせているからできるのであって、ただ書くためだけに書いていたのでは、そんなこと思いつかないでしょう。出来る子は、自分で考えますけどね。世の中、そんな子ばかりではないのです。勉強というのは、今できないことを次にはできるようにすることです。作業指示をするにしても、その根本的な目的はここにあるのだということをまず理解させることから入らなければいけないと思います。そういう視点で見ると、普通に学校で出されている課題でも、無駄な作業指示が多いなと感じることがあります。単語や漢字をただ10回書け!というのはその最たる例と思います。出された課題をこなすのはもちろんですが、その目的や意味、予想される効果などまで自分でしっかり考えられる、そういう指導をしていかなければと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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