忘れないようにしていきましょう。

冬期講習に入ると、ほとんどの生徒が以前に習ったことの復習をすることになります。学校の課題もそうですね。今までに習った範囲をもう一度最初からやり直す形式のものがほとんどです。もうすでに習っていることだから”簡単”なはずなのですが、これがなかなかそうではありません。今習っていることはなんとなく覚えていても、ちょっと前に習ったことはすでに完全に抜けている・・・・という生徒も多いようです。人間は忘れていく動物です。何もしなければどんどん忘れていくでしょう。でも、絶対に忘れてはいけないものもたくさんあります。小学校から今までに習ってきていること、そして今習っていることもそうですが、それらは積み木で家を組み立てているうようなものです。積み木で家を組み立てるためには、土台から積み重ねるひとつひとつの積み木がなければいけません。同じように、勉強というのは前に習ったことを使って、やっと次の知識を積み上げることができるので、前の知識がどっかに飛んでいたら次を積み上げることはできません。習った時だけできていてもダメです。だから、今までに習った一つ一つの知識を忘れてはいけないし、忘れないように努力することが大切なのです。これはごく当たり前の話なのですが、習ったことをすぐに忘れていく生徒たちにとっては、実はまだ当たり前のことになっていないのだと思います。とりあえず目の前を過ぎたら終わり。先々でどうなるかというところに考えが及んでいません。この刹那的な考え方は、何も数学や英語の勉強の話だけではなくて、人生の選択すべてに影響してくるものだと塾長は思います。今まで生きてきた中で積み上げてきた経験は、これから先の人生を歩んでいくために必要なものじゃないですか。それをどんどん忘れていってしまったら、目先の小さな利益だけを求めて、結局先々での大きな苦労をしょい込むことになるかもしれません。学校の勉強が将来何の役に立つのかと言えば、そういう人生の真理を今のうちにシミュレートしてくれるというところが一番だと思うんですね。学校の勉強と人生とは違うよ!という意見もあるかと思いますが、塾長はそうは思いません。成績の良し悪しは別にして、先々の事を考えて今の行動を選択しているかという点においては何も違わないと思います。前に習ったことを忘れちゃったので今の勉強がさっぱりわからない、というようなごく当たり前の原因と結果を今存分に思い知らされているわけですから、これが社会に出てからも同じことの繰り返しにならないように、学生のうちに反省し修正しておかなければいけないと思います。過去に経験したことがあって今があり、今経験していることが未来へつながっているのです。・・・と少し大きな話になってしまいましたが、要するに、1学期2学期に習ったことは忘れちゃだめだということですよ。休み中にしっかり復習しておきましょう。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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